ケアマネの試験の難易度を受験前に知っておく

ケアマネの試験に向けて

受験前に知っておきたい難易度と合格率

受験前に知っておきたい難易度と合格率

ケアマネ試験合格率に関して

ケアマネの試験の合格率は各地域によって差はありますが、おおよそ15%から20%程度です。2015年度の合格率に関しては19%で、10202人が受験をして合格したのが1945人となっています。合格率からケアマネの試験を合格することは簡単なことではないことが判断できます。
合格している人たちを職種に分けてみていくと、介護福祉士の資格保有者が66.8%と最も多い割合となっています。次いで看護師の資格保有者の割合が多く、約8.9%という数字になっています。介護福祉士の資格を有している人が圧倒的に合格率が高いことから、介護福祉士の資格を取得して5年間の実務を経験する受験資格を選ぶことがケアマネの試験に合格する近道と言えます。

合格のボーダー

ケアマネ試験内容は五肢複択方式という筆記試験形式が採用されており、5つの選択肢が用意されており、その中から正しい選択肢を選ぶ形式です。試験時間は120分でマークシートを使用して試験が実施され、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野が出題範囲となっています。
このような試験内容で実施されますが、この試験の合格ボーダーについては正答率約70%とされています。平均点によって多少の上下はありますが、基本的には70%を超える正答率が合格ボーダーと言えます。介護支援分野と保健医療福祉サービス分野の両方が合格ボーダーを超えていなければならないため、両方合わせて70%では合格ボーダーを超えているとは言えないので注意しましょう。ちなみにですが、2015年度の合格ボーダーは介護支援分野が35問出題された内の25問以上の正解がボーダーで、保健医療福祉サービス分野は25問出題されて13問以上の正解がボーダーとなっています。

難易度について

同じ介護分野の資格で介護職員初任者研修という資格を取得するには、各地域の指定を受けた事業者の講座を受験することが受験資格となります。そして修了試験に合格することで資格を取得することが可能ですが、この介護職員初任者研修は講義や実習をしっかりと受講していれば問題なく合格することができるため難易度は低いと言える資格です。
また同様の介護分野の資格である介護福祉士の合格率は2015年度では61%となっていることから、ケアマネの合格率15%〜20%という数値を見ると介護の資格の中では取得することが難しいと言えます。ケアマネの試験に合格するためには介護職員初任者研修とは違い、しっかりとケアマネの試験対策を行って勉強をしなければなりません。

知って損はない

「ケアマネの試験に向けて」はケアマネの資格取得に際して様々な準備や知るべきことなど、利用者にとって有益となる情報を配信していきます。【MailForm】