ケアマネの受験資格は2015年に改定が行われ、受験資格が変更されました。しかし、制定後2年間は移行猶予として受験資格が改訂前の条件となっております。そのため、2017年のケアマネの試験までは改訂前の受験資格で受験をすることが可能です。
2017年に試験を受けようと考えている人は改訂前の受験資格を有していることで受験できます。改訂前の受験資格は無資格であるならば介護等業務を10年以上経験しており、要介護者等の介護や介護者に対する介護に関する指導を行ったものとなっております。介護職員初任者研修、社会福祉主事任用資格を有していると、介護等業務で5年以上要介護者等の介護や介護者に対する介護に関する指導の経験があれば受験することができます。
2018年に試験を受けようと考えている人は改定後の受験資格がなければ受験できません。改定後の受験資格は生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員の資格を有していれば、相談援助業務を特定の福祉施設、介護施設障害者施設で5年以上業務経験があることと定められています。改定後の受験資格の詳細に関しては各地域のケアマネの試験実施団体に直接聞くことで、受験資格を有しているかどうかを確実に判断することができます。
では受験資格の判断がついたら次はケアマネの受験申し込みについても知っておきましょう。ケアマネの受験申し込みは6月上旬から配布される受験要項から1ヶ月間申し込み期間が設けられています。そして申し込みをするには受験資格を有している証明をする実務経験証明書などの必要書類を用意して出願します。この必要書類を参考にして資格審査が行われるため、審査が通れば試験を受けることができます。
受験の申し込みをすれば10月に筆記試験が実施されます。例年の流れを見ると、受験をしてからおおよそ2ヶ月後に合格発表があります。そして受験に合格すれば次は実務研修を翌年に受けることになります。研修の日程は各地域によって変動しますが、実務研修は87時間用意されています。これらの流れを経て、介護支援専門員証が交付されることになり、この交付によってケアマネの資格を取得することになります。
ケアマネになるまでの道のりをまとめると、受験資格の条件を満たしてから受験申し込みをして、筆記試験に合格した後に行われる実務研修87時間を受けた後に介護支援専門員証を交付されるまでとなります。
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